Nemo ante mortem beatus.
「誰も死ぬまでは幸福ではない」
(ヘロドトス「歴史」)
──『ネクロマンサー』の時代がやってきた。
主人公、“臥龍岡早雲”と“牙野原エチカ”はまだ若い、「民間特別生死者追跡者(プライベート・スペシャル・リビングデッド・ストーカー)」。「近接銃術」という特殊な戦闘技能を身につけており、互いにトップクラスの成績をあげている。
ある日の任務中、早雲は激しい戦闘の末に、ひとりの少女と出会う。“宝形イリア”という名前以外の記憶を全て失っている彼女は、謎のネクロマンサー集団に身柄を狙われていた。
硝煙とリビングデッドと犯罪と電脳の凍京。リビングデッド・ストーカーとヒロインの生死をかけた戦いが始まる。