假面骑士权杖

假面骑士权杖

原名:

仮面ライダーレンゲル

「open up」

登場作品

仮面ライダー剣

初登場回/初登場作品


第16話『レンゲルの力』(2004年5月9日放送)


■説明

レンゲルバックルチェンジスパイダー(クラブA)を用いて変身した者の姿。

変身の際は、レンゲルバックルのカードスロットにチェンジスパイダー(クラブA)を装填。腹部にセットすることでレンゲルバックルから自動的にカードを重ねたようなベルト帯が飛び出し、腰に巻き付き固定される。

その後、レンゲルバックルの左部のカバーを外側に展開する操作、オープンアップを行うことで、変身者の前方にスピリチア・エレメントと呼ばれるエネルギースクリーンが出現。スピリチア・エレメントが自動的に変身者の方に接近していき、潜り抜けることで全身にレンゲルクロスが装着され、変身が完了する。

 

仮面ライダーレンゲルへの変身アイテムであるレンゲルバックルは、上級アンデッドである伊坂ことピーコックアンデッドがバトルファイトに勝ち抜くべく、マインドコントロールにより集めた科学者たちに仮面ライダーブレイド仮面ライダーギャレンの力を研究させ、自らの支配下となる最強の仮面ライダーを欲して開発された。

スートクラブのカテゴリーAであるスパイダーアンデッドに選ばれた者しか変身できず、その判別には無数の小グモを放つというスパイダーアンデッドの習性を利用。適合者候補にはその小グモがまとわりつくが、あくまでも候補者であり必ずしもレンゲルに変身できるというわけではない。伊坂も幾人もの候補者を拉致しては、適合可能かどうかの実験を繰り返していた。

 

こうして選ばれた正式なレンゲルバックルの所持者やレンゲルの変身者には、スパイダーアンデッドの意志が強く働く。

適合者として選ばれた上城睦月は、この影響で変身前後の記憶がなくなるだけでなく、変身していない状態でも気性が荒くなり、常人離れした身体能力の向上という不穏な変化も見せるようになっていた。

睦月が変身する前に剣崎一真も一瞬だけ変身したが、レンゲルの力に適合せず、変身を解除された。また、仮面ライダーギャレンの適合者候補から外された桐生豪が、諦めきれない思いと圧倒的な力への欲求から睦月のレンゲルバックルを奪い、完全に心を闇に染めたレンゲルに変身したこともある。

 

錫杖型の専用武器であるレンゲルラウザーは伸縮可能で、伸ばすと先端に円状の刃が展開。根本にはラウズカード覚醒機の機能も備えている。レンゲルラウザーを器用に振り回しながら手持ちのラウズカードをラウズ(リード)して能力を発動するという、熟練の戦闘技術が要求される。

 

ラウズカードは特定の組み合わせで連続ラウズさせることでカードコンボとなり、さまざまな必殺技が発動可能。

スクリューモール(クラブ3)とラッシュライノス(クラブ4)により、高速回転するレンゲルラウザーで標的を穿つ「スクリューラッシュ」、スクリューモール(クラブ3)とブリザードポーラー(クラブ6)により、指先から噴出する冷気で標的を氷漬けにする「ブリザードゲイル」、バイトコブラ(クラブ5)とブリザードポーラー(クラブ6)により、天高くジャンプして足先から冷気を噴出しながら標的の頭部を挟み込むような両足キックを放つ「ブリザードクラッシュ」、ラッシュライノス(クラブ4)とブリザードポーラー(クラブ6)とポイズンスコーピオン(クラブ8)の3枚により、噴出した冷気で氷漬けにした相手に毒を帯びたレンゲルラウザーの一撃を叩き込む「ブリザードベノム」がある。

  

変身者:上城睦月、剣崎一真、桐生豪

変身時に使用するアイテム:レンゲルバックル、チェンジスパイダー