僕?堀川国広と言って、和泉守兼定と一緒に、土方歳三が使っていた脇差さ。
僕が本物の国広かどうかは意見が別れるところだけど、少なくとも兼さん……兼定の相棒だったことだけは、本当だよ
「堀川国広」という名は刀工の名。彼の作である刀を総称し「堀川物」と呼ぶ。あの子とかあの子とか
刀身の銘は「日州古屋住国広作 天正十四年八月日」と刻されている。
現在は個人所有の物である。
近藤勇が郷里に宛てた書簡にて、土方の脇差が「一尺九寸五分堀川国広」と認めている。しかし、国広は二尺以下の刀は打たない・幕末当時でも相当珍しい刀であったということから、偽物だったという説が有力である。
「僕が本物の国広かどうかは意見が別れるところだけど、少なくとも兼さん……兼定の相棒だったことだけは、本当だよ」