鬼の先祖返り。
第1章
2号室の入居人。4月13日生まれ。物語開始時22歳。B型。身長183センチメートル。長い黒髪を持ち、常に目元を覆うドミノマスクを装着している。瞳の色は青。
一人称は「私」。
俺様でやかましい変人。下ネタ同然の過激な言動が目立ち、一目で相手がSかMか見分けることができる。放浪癖持ちなので妖館にはあまり帰らず、戻ってくるなりいかがわしい土産をばらまく。
双熾の元主で、凜々蝶の婚約者。 凜々蝶から手紙を受けるが誰が見ても一目でわかる汚い字を書くため双熾に手紙の代筆を頼むも、徐々に仲良くなっていく彼に劣等感を抱いていた。ちなみに筆跡は後に通信講座で練習して多少まともな字になった。過激な言動と裏腹に童貞である。寝起きからテンションが高い。
凜々蝶と双熾が付き合い始めたことで婚約関係は解消されたようで、呼称も「元許嫁殿」へと変わった。
観察眼が鋭く、時折他人の内心や性格に対して非常に核心的な発言をする。
誰の前でも尊大に振る舞うが、ちょっとした優しさも見せる。特にカルタに対しては、他とは違い家族愛に近いような可愛がり方をしている。
放浪癖の割に寂しがり屋であり、夏休みには旅行に行っていたはずなのに何度も妖館へ帰ってきていた。
独自に百鬼夜行を追う内、闘争により落命。享年24。
第2章
凜々蝶と同学年の高校1年生で凜々蝶・ちのと同クラス。しかし4回留年しており、実年齢は19歳である(第21話時点で誕生日を迎えているが、本来は双熾・残夏の2学年下)。第1章の記憶がある。
3号室の入居人。第2章でも凜々蝶と婚約関係であるが、第1章とは違い、自身で手紙のやり取りをしていた。そのため、第1章よりも凜々蝶とは友人として親しい様子。後に凜々蝶に対して好意を持っていたことが示唆された。
凜々蝶に第1章の記憶を取り戻させる直前、初めて素顔が公開された。普段の仰々しい格好に対し、一重まぶたの和風な顔立ちである。
皆が千年桜を使おうと揉めている中で一人桜に触れ過去に戻ろうとするが、カルタに涙ながらに止められた。
女性の胸の大きさには特にこだわりがないらしく、「乳の大きさなど取るに足らんだろう」とのこと。
第3章
旅先にて残夏の連絡を受け、ifの未来を知る。
妖館には戻らず、百鬼夜行阻止のため独自に各地で情報収集に動く。