别名:
圧切
、へしきり はせべ
、Heshikiri Hasebe
更多信息
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国宝指定日:
昭和28年(1953年)3月31日
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现存:
福冈市博物馆
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原主:
织田信长;黑田如水;黑田长政
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刃长:
64.8cm
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刀种:
打刀
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身高:
178cm
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刀工:
长谷部国重
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绘师:
小宮国春
へし切長谷部。・・・・・・変な名前でしょう?
前の主がね、茶坊主の失敗を許せずに、隠れた棚ごと圧し斬った記念の命名とか、ねえ。
・・・・・・そういう男なんですよ。織田信長って奴は。
織田信長にまつわる名刀であり、国宝。作者は南北朝時代の刀工、長谷部国重と伝えられている。
この刀の外見的特徴は、刃紋が刀身全体に見られ鎬(しのぎ)や峰にまで焼き入れを行う「皆焼刃(ひたつらば)」となっている。皆焼は非常に難しい加工法で、失敗すると刀の品質を落としてしまうリスクがあり、国重は名工である正宗に学んだとされる皆焼の技術で迫力ある刃紋をつける事に成功した。
「黒田家御重宝故実」によると、無礼を働いた茶坊主、くわんない(観内)が棚の下に隠れたところ、激怒した信長がその棚ごと茶坊主を「圧し斬った」ことからその名があるという。「圧し斬る」とは振りかぶらずそのまま押しつけて斬るという意味。
黒田官兵衛、または長政が信長に中国征伐を進言した際、拝領したとされる。「直臣でもない奴」は彼のことだと思われる。
現在は福岡市博物館に所蔵されている。