灰色幻影扳机 第6卷 0.0

灰色幻影扳机 第6卷

原名:

グリザイア:ファントムトリガー 第6巻

美浜学園のハンドラー蒼井春人(ハルト)。
彼にとってその日は、いつもと変わらぬ一日だった。
しかし、立ち振る舞い、言葉、そのどれもが普段と違って見える。
そんなハルトを察してか、美浜の生徒達も落ち着きを失っていた。

ハルトは学園を後にし、仙谷一縷、宇川千尋をはじめとした旧ファントムトリガーのメンバーと共にとある山へと墓参りに向かう。

その山頂に眠るのはハルトの師匠「アオイ」。

毎年繰り返される、彼女に再会するための旅。
道中では軽口を叩き合ったかと思えば、ふとよぎる寂しさに言葉を詰まらせる。
思い起こされるのは、純粋なまでに凶暴だったアオイの人生。

「負けて悔しいとしか感じねぇなら辞めちまえ、負けた時こそ良い経験をした楽しかったと思えないなら向いてねぇよ」
「何に命を掛けるかはソイツの価値観次第だ」
「優し過ぎんだな、殺し屋には向いてねぇ……」
「おーい! ハルトー! しっかりしろー! 死んじまうぞー?」
「……なぁ、煙草……返してくれ……マスター……」

受け継がれた命。

「形にあるものはいつか壊れ、命あるものはいつか死ぬ。ただそれだけのことだ」

アオイの最期の瞬間、この世界では何が起こっていたのか──。