オルタと呼称されているが、彼女は ジャンヌ・ダルクの別側面という訳ではない。 ジャンヌ・ダルクの死を嘆いたフランス軍元帥、 ジル・ド・レェが聖杯によって作り上げた、復讐のジャンヌである。 本来のジャンヌとは正反対の英霊として、 アヴェンジャーのクラスで現界している。 本来のジャンヌは英雄ではなく聖女であるため、「別側面からの召喚」という可能性は絶無。 この黒い聖女は根本的な部分にジル・ド・レェの怒り……偏見やそうであってほしいという願い……が混入した為、起こりえない筈の“側面”が浮き出てしまったもの。 フランスに復讐する竜の魔女。 我が物顔で正義を語り、そしてそれを疑わない人々への怒りに駆り立てられる聖女こそが、ジル・ド・レェがそうであってほしいと願った彼女の姿だった。 様々な事情が積み重なり、架空の存在ながら黒き聖女として召喚に応じることが可能になった。 マスターに対しては基本的に辛辣であるが、基礎となった聖女ジャンヌがかなりのお人好しのせいか、根幹にはマスターへの敬愛を感じさせる。 少女趣味はないが、乙女願望はあったようだ。 「深層意識で自分
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