ハイリゲンシュタットの歌

音楽都市シャル。 音楽によって栄えたこの町では 音に纏わる不思議な事件が頻繁に起きる。 といっても、ひよこが歌を歌ったり、オルゴールが喋りだしたり、 そんな何処か微笑ましいものだった。 ところが最近、シャルの街で深刻な事件が起き始めていた。 「音の喪失事件」 突然、音楽が奏でられなくなったり、 歌を歌えなくなったり、 ついには、音自体が聞こえなくなる者まで……。 それはまるで、 人々から音楽そのものを奪おうとする悪意が 存在しているかのようだった。 そんな中、とあるコンサート会場で、大規模な音の喪失事件が発生する。 演奏者、観客を問わず、 会場にいた全員の”音”が失われてしまった。 …ただ一人を除いて。 たった一人、なぜか音の喪失の影響を受けなかったのは、 シャルの街で暮らすごく普通の少女リート。 なぜ自分だけが無事なのかと困惑する少女。 その少女の前に現れたのは、 街で話題の楽団「シャル王立楽団」で活躍する5人の青年達だった。 事件をきっかけに少女はごく普通の日常から一歩を踏み出す。 その一歩が運命の出会いと、 音楽喪失の謎につながる前奏曲であるとも知らずに。

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