まばらに茂る木々のざわめき 朝日とともに鳥たちは歌い、光が街路の草花を照らす そんな温かな雰囲気を持つ町のはずれ 木漏れ日が陰陽の絨毯を敷く1本の小道の先にひとりの少女が住んでいました 明るいけど、どこか抜けている、どこにでもいる普通の女の子 でも、たったひとつだけ、町の人たちが持たない特別な力がありました いくつかの材料を合わせて、 まったく異なるものを作り出す不思議な力『錬金術』―― けれど、肝心の調合は失敗続き 錬金術について記した本も、習うべき師もいない少女の限界でした そんなある日、少女は自らの意思で動き、言葉を発する不思議な本と出会います 錬金術の“知”そのものだと語る本と小さな錬金術士の出会いは 静かに、でも確実な、新たなる一歩となるのでした