主人公・御門武(みかど たける)は平凡な高校生。 しかし転校生・高原万葉(たかはら まよう) の出現により、彼の身辺は次第に騒がしくなる。 巻き起こる猟奇的な事件、そして本人にとって最大の謎である意味不明の悪夢。 その因が自身の魂に刻まれた “闇の皇子” の力にあることを、まだ彼は知らない。 時は遡り、平安の世―― 天命を果たすべく降臨した蛍(ほたる) は、ある日一人の陰陽師に命を救われる。 彼の名は安倍鷹久(あべの たかひさ)。 ほどなくふたりは恋に落ちるが、蛍は彼の体内に潜む “闇の皇子” の資質に気付く。 “真の皇子” を助けるべき天命と、“闇の皇子” との恋の間で揺れる蛍。 禁忌を破ったモノに待つものは…… 「私を捜して、鷹久……なんども、なんども……罪が許されるその日まで……ああ鷹久……ときが見えるわ……」 平安…… 元禄…… 幕末…… 現代…… 彼らは時と場所を超え再び巡り逢う。 それは、過去から現代へと続く、辛く悲しい恋物語の再演なのか……