東の果てにある古の国・ジパング。 鎖国により他国との関わりを断ったこの国は、最強の英雄・ジパング王ヤマトタケルの支配下で平和な日々を送り、独自の文化を育んでいた。 そんな平穏の中、向上心と刺激に飢えた奥州の英雄・伊達政宗は、海辺で記憶喪失の青年を拾い、とある計画を思いつく。 「こやつを奥州の責任者にして、ヤマトタケルに挑んでみるか。 記憶喪失の男なら、万一失敗しても大事にはなるまい。 ヤマトタケルを倒したら、まずはよく分からぬ鎖国制度を廃止して…… そして他国のいいとこ取り―― いや、他国をまるごと取りして、ジパングをもっと大きくするぞ! うむ、夢はでっかく、世界征服だ! というわけで弟よ、お前、ちょっとヤマトタケルを倒して、ジパング王になってこい。」 「え? 俺、いつから君の弟になったの?」 「ばかもーん! おぬしはそれがしが拾ったのだ。 つまりそれがしの所有物! 前から弟が欲しかったからな。 ちょうど良いな。 うむうむ。 というわけで、頼むぞ弟よ。 それがしはジパングをより良い国にするため、おぬしは失った記憶を取り戻すため。 世界征服に向けて、いざ出陣!」