みやびなる月の都……、平安京。 帝と、その寵愛を受けた桐壺の更衣の間に美しい姫君が生まれる。 その姫君、まるで光を放つような絶世の美女「光の宮」。 美しき姫に言い寄ることを許されたのは、京でも選ばれた男達。 その名も「月光五君子」。 夜毎繰り返される男達との逢瀬、和歌の詠み合い。 主人公は光に仕える女房。 光とそっくりの容貌であるにもかかわらず、自分のことにはさして興味はない。 主人に仕える幸せを頼みに日々を生きていた。 ……しかし、事件は突然に訪れた。 かな文字で綴られた置手紙。 主人である光が失踪!? このことが帝にばれたら、女房は解雇。 光の評判は下がり、彼女の幸せも脅かされる。 主人公は同僚と主人を守るため、姫に成り代わることに……。 失踪した姫の行方は? 夢か現かわからなくなるような逢瀬の先にあるものとは? 紫式部の不朽の名作『源氏物語』をベースにした恋愛アドベンチャー。