「ねえ、こーちん。わるいんだけど、ベンキョー教えてくんない?」 夏休みを一月後に控えた、期末考査直後の土曜日。 室戸浩太は、自宅近くのコンビニで同級生のギャル椎名ちえり──ちーちゃんと出くわす。 ちーちゃんが、両手を合わせて拝むように言った。勉強を教えて欲しい。 とりあえず夏休みは追試確定だし、ゆくゆくは留年してしまうかもしれない。 「別に良いけど」 どうせたいして忙しくも無いと、快諾する浩太。 ちーちゃんが、勉強や卒業のことを考えていたことについて見直したのが半分。 ちーちゃんのようなエロい女の子と、自宅で勉強する状況を見逃せないという健全なスケベ心が半分。 学力を確認し、厳しい闘いになりそうだけど頑張れば何とかなりそうだとうことが解り、安堵の表情を浮かべるちーちゃん。 そんなちーちゃんの表情が、ふっと、少し意地悪そうな、悪戯な笑みに変わる。 「こーちんは、どうしてこんな面倒なお願い、聞いてくれる気になったの?」 「暇だし、別に良いかなって。それと、椎名さんが──」 「ちーちゃん!」 「・・・ちーちゃんが、意外と真面目に将来のこととか考えてるんだなって、感心したからだよ」 「それだけぇ?」 「・・・ちーちゃんみたいにエロい女の子と二人きりで勉強するのは、男の夢っていうのもある」 「クスクス☆こーちんってば、正直さんだね・・・でもさ、二人きりで勉強するのが夢ってわけじゃないっしょ?」 「・・・と言うと?」 「そういうのって、勉強のあとに、なんだかんだエロエロ~なことになっちゃうのが、夢なんじゃないのぉ・・・☆」 「そりゃ、まあ、エロいことさせてくれるなら夢が叶うけど」 「・・・こーちん、なんか全然慌てたりしないね。ちょっとつまんない。意外とケーケンホーフ?」 「誤解させて悪いけど、まじりっけ無しの童貞だぞ。さっきから心の中でずっと『マジかよ』『マジかよ』ってなってるし、 見栄と練習用に買ったコンドームの使用期限のこと、必死に思いだそうとしてる」 「あっははははは!こーちんてば正直すぎ!」 「でもあたし、彼氏いるから、こーちんの童貞を引き受けるのはムリっぽい。ごめんね♪」 「ええっ、この流れでそうなるの !? 」 「だって、パコったら浮気になっちゃうし♪」 「マジかよ・・・マジかよ・・・」 浩太の落胆した言葉に、ちーちゃんはいよいよ面白そうに、クスクスと笑って言った。 「でもでも、そうだよねぇ・・・こーちんには、お勉強みてもらってるお礼、ちゃんとしないとね・・・☆」 ──こーちんは、あたしのお勉強の面倒を見てくれる。 ──その代わりあたしは、こーちんの、ち○この面倒、見てあげる・・・☆ 見せつけるように口を開くちーちゃん。肉厚のぽってりとした唇が開いたその奥には、 オスの目とチンポを誘うようにクネクネと蠢く、桜色の舌先が踊っていた。 「ここなら浮気じゃないし、幾らでも突っ込んで、いーよ☆」 ──こうして、ちーちゃんとの長い長い付き合いが始まることになったのだ。