大迷宮&大迷惑

それは、ここではないどこか。 いまではないいつか。 まだ若々しく荒々しい世界の一角。 大陸北西部、“溜息の沙漠” を越えて、“闇霧大森林” と “血みどろ首洗い川” の狭間にわずかばかり広がる “ケンダリア平地” が尽きて “鉄拳山脈” へと続く山裾地帯に、その迷宮は入り口を開けていた。 迷宮は始まりであり、迷宮は終わりである。 迷宮には多くの出会いがあり、迷宮には多くの別れがある。 迷宮は常にひとつ形でなく、迷宮は有限であり無限である。 山と川と海と森、荒野と火山と氷河と町。 迷宮には世界の全てが存在する。 歩き続けて、戦って、街に帰って酒を飲む。 また歩き続けて、戦って、街に帰って酒を飲む。 どんな世界も日々は変わらず、どんな世界もヒトは変わらず。 その深い底の底、重ねた日常の果ての果て、 連中は何に出会うのか、それをこれから、語りましょう。

打开APP,查看更多精彩内容