近江の極道者たちが『ビリケン』と呼ぶ謎の刑事。 くたびれたトレンチコート、禿げ上がった頭にわずかに残る白髪。 蒼天堀川を眺めながらシケモクを吸うその姿は、いかにもうだつの上がらぬ老人といった風采だ。 だが実はこの男、蒼天堀の裏社会ではちょっとした顔らしい。 その実態は真島とビリケンが出会った時、明らかになるだろう。