レムルス帝国の王。ヴェイオール聖国を乗っ取り、レムルス帝国とした英雄。空の隙間から生れ落ち、たった3年で20歳くらいの見た目まで育ったという。神の子と呼ばれているが、実際は「女神」たちから「這い神」と呼ばれていた古の神。強力な呪術を操るが、その力は「女神」に比べると遥かに弱いため、「女神」たちはレムルスをこぞって馬鹿にしている。その姿は人に良く似ているが、頭のような場所に七つの瞳があり、体には腕が八本生えている。なお、アスルード・ローランドとは面識があるらしい。
南大陸をほぼ制したローランドに同盟を持ちかけておきながらすぐさま破り、領土の一部を奪った。さらに、カルネに化けた手下を使ってシオンを暗殺しようとしたが失敗。裏の世界にてシオンとルシルに相対した際、ルシルに呪術をかけた。
エーネによれば、「女神」「司祭」「勇者」を殺すために「悪魔」を手に入れようと画策。リューラの息子を複写眼保持者にし、さらにリューラに呪いをかけた上で操り、息子を「すべての式を解く者」に変えさせた。
なお、リューラにかけられた呪いは、リューラ本人ではなくライナを呪うためのものであり、彼の眼を一瞬曇らせるためのもの。それを利用して自身の姿をシオンにみせてまんまとライナを騙し、拉致することに成功した。魔法、もしくは人間の肉体を直接喰らい保持者の力とする殲滅眼の能力により、異常なまでの身体能力と再生能力を発揮する。
自身の殲滅眼を含めた魔眼を「神の眼」と呼ぶと同時に、それ以外の人間は家畜と蔑んでおり、ライナと違って人間を虐殺、捕食することに何ら痛痒を感じない。クラウとは因縁があり、過去に邂逅した際、彼の右腕の一部を喰いちぎったことがある。そのため、クラウからは並々ならぬ憎しみを抱かれている。
人間を食料と見なす一方で同じ魔眼保持者には優しく、各地で迫害を受けている魔眼保持者たちを保護して回っており、子供たちのおままごとに付き合ったり、料理を作ってあげたりと家族のように接する。だが彼自身もオルラ兄弟によって多くの仲間を殺されており、リル・オルラと対した時には「どっちが化け物だ」と発言するなど、ガスタークを強く恨んでいる。
夢置眼(エブラ・クリプト)保持者のラフラ(声 - KENN)からの情報でライナの存在と、エスタブールへ向かったとの情報を得て保護するために向かう。立ち寄った先にて村民を「捕食(虐殺)」し、その報を受け討伐に参じたクラウと再び相見えて戦闘を繰り広げる。その末は、復讐に燃えるクラウを圧倒的な力で捻じ伏せて右腕を完全に喰いちぎり、多くの兵をも殺戮して返り討ちにした。
ローランドを出奔していたライナと出会ったティーアは、魔眼保持者の組織へと勧誘し、隠れ家にまで案内する。しかし現れたリル・オルラによりラフラや複写眼保持者のプエカ(声 - 日高里菜)を初めとして多くの子供たちを殺され、自身も重傷を負った。ライナによって救われ生き残った子供たちを連れて逃亡するが、結果ライナとは袂を分かつこととなる。
その後、エーネの命によりライナを救うために殲滅眼、怨嗟眼(ウィルノ・ヘイム)保持者らを連れ、ライナの父・リューラを襲うが失敗。その際、ライナから一緒に来るよう諭されるが拒絶している。